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中学部 青島大学日本語学科学生との交流会

 7月6日(木)に中学部と青島大学の日本語学科の学生との交流会を行いました。7つのグループに分かれて自己紹介をした後に、『ことわざかるた』を行いました。青島大学の学生のみなさんも参加して、かるたの『読み手』として、ひらがなを上手に読んでくれました。その後は、竹馬に挑戦しました。中国でも昔の遊びとしてあったようですが、大学生もあまり遊んだことがなく、四苦八苦しながら取り組んでいました。上手にできる人のアドバイスを基に、中学生も頑張って取り組んでいました。

              

 緊張も少しほぐれたところで、グループ内で日本のことを中心に話をしました。紙を引いて書かれたテーマをもとに話を広げました。日本のポップカルチャーがやはり有名で、日本の誇りだなと感じた人もいたと思います。首都である東京よりも、伝統ある古都、京都の方が人気であるということや、日本の良いマナーのことを改めて話してもらうことで、知っているようで知らない日本のことや、新しい日本のイメージを知る良い機会となりました。日本が誇るアニメの中のジブリ作品の話題が出たり、グループによっては「幸せ」についての話をしたりしているところもありました。大学生が聞きたい質問にも少し答えられたのではないかと思います。

  

 最後に今回の交流のメインである、日本のことを考えるディスカッションを行いました。「日本の良いところを中国・海外に紹介するイベントを開催することになりました。あなたたちはそのイベントの実行委員です。どんな方法で、何を使って紹介すると効果的だと思いますか?」というテーマでアピール方法も考えました。グループで様々な日本の良いところを出し合い、それを効果的に伝えるためには、どうすれば良いかのアイデアを出し合いました。グループの中には検討したり、出た意見をさらにパワーアップさせたりしたところもありました。なぜそのアピール方法が良いのかを考えられて発表ができたグループもあり、大学生の知恵も借りながら、良い発表となりました。ただ日本食を試食・販売するだけでなく、『ライブ食事会』として、日本の音楽とコラボさせたり、アニメなどで出てきたメニューを出してみたりと工夫が見られました。和菓子を体験してみたり、セーラー服を試着したりといった体験の機会を作ったり、YoutubeTikTokだけでなくbilibiliといった海外でよく使われる動画配信サービスを利用するといったアピールを考えたりしていました。実現できそうなものばかりで、リアルな話し合いとなったことがとても価値があるように感じました。このディスカッションでは『ポスターセッション』のように模造紙に書いて、外国人にとっても分かりやすく仕上げてもらいましたが、大学生の日本語力にも驚かされました。おそらく1~2年間ほどしか日本語を学んでいないのではないかと思いますが、普通にコミュニケーションが取れるほど語学力を伸ばそうとしている大学生の姿に感銘を受けた人も多かったのではないでしょうか。


            

 多くの学びがあった交流会でした。次はどのような交流ができるか分かりませんが、この学びを次に生かしていってほしいと思います。お忙しい中、青島日本人学校まで足を運んでいただき、交流会に御協力いただいた青島大学の杜先生をはじめ、日本語学科の大学生の皆様、大変お世話になりました。

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