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１１月２日（水）に中学部は、三菱重工海爾（青島）空調機有限公司の訪問学習を行いました。即墨区にある青島の工場へも訪問させていただき、講義と工場見学を体験しました。三菱重工海爾は２つの会社（日本の三菱重工と中国のハイアール）が合弁し、１つの会社として設立された合弁会社です。

   

今回の体験学習は、日中国交正常化５０周年記念に関する取組の一環として参加させていただきました。企業や製品に関しては目にしていたり、知っていたりしますが、合弁企業のことや詳しい技術などは知識がないため、日中国交正常化のことも踏まえて、少し事前に調べて訪問しました。講義では企業理念の深い考えを知ることができました。中国や世界でも、製品をいかに安全に、早く、品質を高く作り上げ、お客様に満足していただけるように取り組まれているところや、現在社会が抱える環境問題やエコロジーな技術革新、効率化も図った運営形態も学び知ることができました。ちょっとした豆知識にも、感銘を受けていました。工場見学では実際に作っている様子を見せていただきました。多くのスタッフの方が責任をもって自分の担当の仕事を真剣にされている様子や、自動で出来上がる様子、溶接など火花が散るようなプロフェッショナルな作業も間近で見学でき、ものづくりの深さを学ぶことができました。

   

私たちが普段、当たり前のように使っている製品が多くの方の協力と努力によって出来上がり、生活を便利に、そして豊かにしてくれていることを感じることができた一日でした。家電製品などの商品に関わる仕事だけでなく、仕事全般のことを考える機会にもなりました。今後の自分の進路を考える上で、働くことを考えずにはできません。また、日中合弁企業での体験をもとに、日中友好についても考えることができました。

　コロナウィルス感染防止の影響で、校外での学習が難しい状況の中、御協力いただいた三菱重工海爾（青島）空調機有限公司の皆様、そして日中国交正常化５０周年記念の取組で青島日本人学校の生徒との交流を企画運営してくださった在青島日本国総領事の井川原様、学校運営理事会理事長の原様、大変お世話になりました。今後とも青島日本人学校の児童生徒の活躍を見守りいただけると幸いです。