7月25日(月)職員研修でNX国際物流(中国)有限公司さんを訪問しました。今回は、日本通運さんの御協力のもと、黄島港湾ターミナルとNX国際物流(中国)青島支店を訪問し、実際の物流の様子や様々な話を聞いてきました。
日本通運株式会社は日本の東京に本社を置く輸送や物流事業全般および関連事業を展開する企業です。日本や中国などの東アジアだけでなく、世界中にグループ会社を持ち、その中でも青島は世界に誇る国際海上輸送地です。青島にある日系企業ということで、普段は見学できない場所からの物流の様子も見ることができました。黄島港湾ターミナルでは、コンテナヤード(CY)でのコンテナの積み込む様子や搬入の様子を見学させていただきました。ここではコンテナの荷卸しや指定場所までの移動、トラックへの積込みなどの全てが自動化されているシステムを目の当たりにすることができました。この世界最先端技術を使って、24時間物流を止めることなく作業を続けることができるようでした。1990年代は後進的だったシステムが自動で電力補給ができる技術開発までに発展し、世界有数の物流システムになっていったことには驚きました。無人エリアと有人エリアがあり、どちらも実際に動いている様子を見ることができました。実際に見ると規模が大きく、青島にしかないモノレール型の輸送システムや無人で正確に動いている様子には感動させられました。
黄島港での見学をさせていただいた後は、市南区にあるNX国際物流(中国)青島支店にて、働かれている様子や物流に関するセミナーを体験させていただきました。「一帯一路」の鉄道輸送のお話しや、線路の幅の違い、物流も新型コロナウィルスや天候など様々なことに影響を受けながらのサービス展開をされているお話を聞くことができました。様々な物を輸送している中で、現在は医薬品や生物医療、ハイブリッド関係の物や近未来のデジタル機器関連も視野に入れた事業展開をされているお話も聞くことができました。輸送だけでなく、倉庫業務の商品の振り分けサービスなど工夫した事業展開にも物流に関わる方々の強い思いを感じることができました。デジタルを通して情報や新規技術と共存し、物理的な『物』だけでなく、様々な『モノ』を提供する理念を学ぶことができました。
様々なお話の中に、輸送技術や輸送に関して大切にされていること、お客様の思いを汲み取られた上でのサービス、物流に対する思いや地球規模で取り組まれている企業のアイデアや工夫などを教えていただきました。半日ではありましたが、多くのことを教えていただき、日NX国際物流(中国)有限公司さん、大変ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。