「始めの言葉」
青島日本人学校学習発表会が2年ぶりに開催できました。今年は小学部1年生による始めの言葉から始まりました。『心を一つに届けよう 夢と笑顔と感動を』という今年のスローガンから、笑顔と感動を一生懸命届けたいという気持ちを伝えました。今まで頑張って練習してきたことや当日の様子をご覧ください。
「くじらぐも」
小学部1年生は、国語の時間に学習した「くじらぐも」を劇で表現しました。劇中では、いろいろな国の言葉の早口言葉を紹介したり、音楽の時間に学習した「ぷっかりくじら」を歌ったり、運動会で踊った「南中ソーラン」を披露したりしました。初めての学習発表会でしたが、一人一人がめあてをもって、自分の力を出し切ることができました。
「三年とうげ2021」
小学部3年生は群読とリコーダーに挑戦しました。「三年とうげ」のナレーションや歌を覚えて楽しくリズムよく音読したり、歌ったりしました。リコーダーの演奏では、シャープの「ファ」や低い「ド」の音もきれいに出せるようになりました。息ぴったりの3年生の演技がとても印象的でした。
「青島オムニバス放送局」
小学部5年生は、「青島オムニバス放送局」という劇を学習発表会で披露しました。放送局のアナウンサーや出演者になり、今までの学習で学んだことをオムニバス形式で発表をしました。
朝の番組では、青島日本人学校で勉強をしている子供たちの様子を伝え、昼の放送では、オリンピックの様子、フードロス問題を提起したコマーシャル、夜のミュージック番組では音楽で学習した「ラバースコンチェルト」を演奏しました。
練習の時から、みんなでアイデアを出し合い、楽しみながら劇を作りました。本番も自分たちの劇に自信をもって発表することができました。
「和太鼓演奏『~信州上田原合戦太鼓~』」
中学部の太鼓演奏は3年生の掛け声を始まりの合図として体育館全体に響きわたりました。短期集中練習とジャパンデーでの経験を生かして渾身の演技を披露できたことが子どもたちの演奏後の表情からも感じられました。
「青島日本人学校のお宝を追え!」
小学部2年生の発表は、「自分の良いところを見つけられずに悩んでいる泥棒が、青島日本人学校に忍び込んでお宝をさがしている中で、自分の良さや友だちの良さを見つけることが何よりのお宝だと気づく」という内容の劇でした。劇中では、九九やサッカーなど、授業で学習したことを披露することができました。
「半成人式」
小学部4年生は、将来のことについて考える機会として「半成人式」の劇にチャレンジしました。みなさんに楽しみながら見ていただけるように、劇の中では、10年後の世界を想像し、少しアレンジを加えて10年後の自分を演じ切りました。
2月に実施する予定の「半成人式」では、ひとりひとりが本当の将来の夢をしっかりと発表できるようにしたいと思います。
小学部6年生は「中国と日本のつながり」について、朗読や寸劇等で表現しました。歴史の学習で学んだことの中から中国と関係の深い時代を取り出したり、修学旅行で学習した孔子について、論語の言葉を生活の中の劇として表現したりして発表しました。一人一人が自分の役割に責任を持って、助け合って完成させることができた表現でした。
「西安と日本と今の私たち」
中学部は「西安と日本と今の私たち」と題して、今までの学びを劇にして発表しました。修学旅行で行った西安での日本とのつながり、日本に多くの影響を与えている中国の産業や文化、意外と知らない今の中国と日本の違い、当たり前に身近にある日本文化などを、スライドを交えて紹介しました。スライドはもちろん、台本や音響や照明のタイミング、ダンスや動きも生徒が考えて作り、見事に劇のシーンにあったものに仕上がりました。もっと中国と日本がお互いを知りあって、自分たちがお手本になり、良さを取り入れて発信していこうというメッセージを中学部として提案しました。
「全校合唱『U&I』」
全体で練習する時間がほとんどとれない中、学年で時間を工面し、練習に取り組んできました。本番では心を一つにすばらしいハーモニーを届けることができました。
「終わりの言葉」
最後は、中学部3年生が終わりの言葉で締めくくりました。充実した、記憶に残る発表会になり、コロナ禍ですが、今年は開催できたことに感謝し、この取り組みで学んだことを今後の学校生活に生かしていきたいという気持ちが伝わってきました。今日の学習発表会は、緊張したのではないかと思いますが、どの学年の児童生徒にとっても、達成感が得られたのではないかと思います。今年度は、保護者の皆様にはオンラインでの御観覧という形で、お子様の活躍を間近でご覧いただくことはできませんでしたが、多くの方々にZoomの生配信で少しでも様子がお伝えできていたら幸いです。本日はお忙しい中、たくさんの保護者の皆様に御観覧いただき、ありがとうございました。
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