○斎藤憲二総領事着任のご挨拶
　このたび、在青島日本国総領事として着任しました斎藤憲二（さいとう けんじ）です。1986年に外務省に入省して以降、英語圏での勤務が多く、中国での在勤は2016年から2021年までの重慶に続き、今回が2回目となります。機中から眺めた青島の整然とした美しい町並みは、想像していた大商業都市のイメージと異なり、とても印象的でした。
 
　日本と中国は、よく「一衣帯水」の関係と称されます。千年単位での幅広い交流、そして現在に至るまで漢字文化を共有する間柄として、その関係性が薄れることはありません。そして日本と山東省との間では、山口県と和歌山県がそれぞれ1980年代前半から山東省と友好都市関係にあるほか、当地には1,800社を超える日系企業が進出し、約1,600名の在留邦人の方々が滞在されるなど、両国間の民間交流の礎が築かれています。
 
　総領事館としましては、こうした邦人の皆様の安全かつ快適な生活環境の確保、日系企業の皆様の円滑な事業環境の構築、更には日本と山東省の今後の更なる相互理解・友好協力関係の増進に向け、一層尽力して参ります。来年、当館は開館15周年を迎えます。これまでの総領事館の各種業務に対するご理解とご協力に感謝申し上げるとともに、引き続き、皆様方のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 

在青島日本国総領事
斎藤　憲二