月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
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ふるさと自慢

<東京都台東区浅草>

皆さま初めまして、青島扇拡物流有限公司(青島センコー)の白鳥哲也と申します。

私からは、中国人旅行客にも人気の「浅草」をご紹介させていただきます。コロナ影響で丸々3年帰国できておらず昨今の情報がアップデートされておりませんが、その辺はご了承のほどを(笑)

皆さまは浅草と聞いて何が思い浮かぶでしょうか?!雷門?浅草寺?花やしき?ロック座?吉原?スカイツリー?(一部、浅草ではありませんがw)。何れにしても、浅草及びその近隣は、歴史ある名所や現代の新名所の融合により、幅広い年齢層で満喫できる風情溢れる街だと思います。

「浅草」という名称はご存じの方も多いかと思いますが、正確には東京都台東区浅草という地名は1丁目~7丁目までしかなく、一般的には浅草寺を中心とした一帯を指し、その近隣も含めて浅草と呼称する事が多い様に感じます。ちなみに浅草1丁目1番1号は、明治時代より続くデンキブランカクテルで有名な神谷バー(神谷ビル)の住所となっております。
※神谷バーの詳細はこちら http://www.kamiya-bar.com/

浅草は、大きく分けて5つのエリアに分類される事が多く、エリア毎で特色も様々です。
①中心部:雷門、浅草寺、仲見世通り、伝法院通り、ホッピー通りなど有名スポットが数多く点在する最盛エリア。
②裏浅草:「観音裏」とも呼ばれる、ミシュラン2つ星レストランや老舗など知る人ぞ知る名店が軒を連ねるエリア。
③西浅草:合羽橋商店街(キッチン用品の問屋街)で有名なエリア。
④花川戸:沖田総司終焉の地と言われる今戸神社や隅田川沿い遊歩道などがあり、ぶらり散歩にぴったりのエリア。
⑤駒  形:昨今の蔵前周辺のおしゃれ化に伴い、インスタ映えする?お洒落カフェや雑貨店などが増えているエリア。
どのエリアも古くからあるランドマークが多数点在し歴史探索が楽しめますが、最近では新しい名所や名店も誕生しており、若い年齢層の観光客も年々増えている様です。
※上述、あくまでも私の主観です。

ここで浅草の地名の由来について少しだけ触れたいと思います。浅草寺(センソウジ:東京都内で最古のお寺)の門前町として栄えたためという説や、草深い武蔵野の地にありながらこの地区は草がさほど茂っていなかったため「浅草」と呼称される様になったという説もあります。その他にもアイヌ語やチベット語が起源となっているという説など、諸説ある様です。

余談ですが、東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線など4線の電車が乗り入れており浅草駅も4つありますが、なぜJR線は駅が無いのか??それは、昔JR内で山手線の上野駅と日暮里駅の間に浅草駅建設案が浮上するも、既に浅草が発展しており駅建設の土地不足や、地元住民からの反対などもあり、それらの理由からJR浅草駅の誕生は実現しなかったとのことです。が、信じるか信じないかはあなた次第?

最後は軽-く、浅草グルメのご紹介です。
浅草グルメと言えば、うなぎの色川や前川、どぜう(どじょう)の飯田屋や駒形どぜう、蕎麦の並木藪蕎麦や尾張屋、天丼の雷門三定やまさる、ランチのむぎとろバイキングでお馴染みの浅草むぎとろ、などなど名店と評される老舗が多々ありますが、雷門から浅草寺へと続く仲見世通り周辺や伝法院通りなどでの食べ歩きや、通称ホッピー通り(煮込み通り)でのチョイ飲み!この手のグルメツアーも手軽でお勧めです。「亀十のどらやき・松風」「満願堂の芋きんつば」「浅草梅園のあわざんざい」などの甘味菓子や、「浅草九重のもんじゃ揚げまんじゅう」「杵屋の揚げおかき」「セキネのシューマイ」などなどジャンルも多彩です。私の好きなお店と好物を勝手に列記してしまったついでに、ホッピー通りのチョイ飲みであれば、煮込み系つまみが評判の「正ちゃん」が一番のお気に入りです(^^)v

【番外編】
ここでチョット番外編を。東京名所の一つ東京スカイツリー(東京都墨田区押上)も銀座線浅草駅から徒歩15分ほどです。晴れた日に眺めるスカイツリーは雄大で逞しく映り絶景ですが、夜間のライトアップされた姿は昼間の姿とは全く変わり幻想的な景観を演出しています。私は自宅マンションの外廊下からライトアップされたスカイツリーを眺めるが大好きです。
※「粋」「雅」「幟」の3種類のライティングデザインがあり、1日毎に現れます(特別ライティング日もあり)。

上述で取り上げた店や名所以外にも、著名芸人や文豪ゆかりの店、浅草寺、伝法院、今戸神社や待乳山聖天の歴史などにも触れたかったのですが…紹介したいお店や名所が多過ぎて的を絞り切れず、抽象的なご紹介となってしまい大変心苦しい限りです。

それでも、浅草に行った事が無い方も、既に行かれた事がある方も、是非浅草まで足を運んでいただき、浅草風情を堪能していただければ、地元民として嬉しい限りです。最後までご拝読いただき、ありがとうございました!

 

 
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