月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
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ふるさと自慢

鹿児島県奄美大島

皆さんこんにちは。阪急阪神エクスプレス青島支店の古田真琴(Mr)と申します。
今回は生まれ故郷の奄美大島を皆さまにご紹介致します。
両親の仕事の都合で高校卒業まで奄美諸島の島を転々としましたが、
現在実家のある「奄美大島」のご紹介です。2021年には日本で5つ目の世界自然遺産にも
登録された自然が溢れる島です。

〇場所、行き方。

奄美大島は鹿児島県本土と沖縄県のちょうど
真ん中に位置しています。
島の形は琵琶湖に似ていませんか??
その大昔、関西方面から流れついたのが今の
奄美大島だとの伝説が島にはありました・・。
鹿児島本土、沖縄からフェリーで12時間前後。
フェリーに乗ってよく鹿児島本土と往復したものでした。

船上からの景色は360℃青緑色の大海原の世界を堪能しながら、美味しい船上カレーや
ラーメンを食べる、時にはうたた寝をして過ごすのもいいものです。

時間が無い方は空の旅も可能です。
那覇、鹿児島、福岡、伊丹、関空、羽田、成田から日本航空やPeach、SKYMARK便等の直行便が毎日就航していますので思いたったら以外と簡単に行ける島=奄美大島です。
LCCも数年以上前から就航し費用も随分とリーズナブルになってきましした。南の島への旅行先には沖縄に加え奄美大島も選択肢の一つにしてはいかかでしょうか?

〇行って見たい場所

これといった観光名所はなく、自然体験やのんびりして過ごす事が奄美の良さです。
その中でもいくつかお勧めの過ごし方をご紹介致します。

・陸から海をノンビリ眺めましょう。 ・潜れる方は沢山の魚や亀にも出会えます。             

・カヌーに乗ってマングローブの探検へ  ・大きな魚も釣れるかも

・夜になったら明かりの少ない浜辺に行きましょう。
観光名所の一つで海も綺麗な大浜海浜公園の駐車場はお勧めです。
寝転がって明かりを消したら空には満天の星が輝いて見えます。
子供に初めて見せたときは、星の近さや多さに驚き
泣き顔を浮かべておりました。

〇食べたいもの、飲んでみたいもの

奄美は鹿児島県ですが、食は沖縄料理の影響を大きく受けています。
歴史的な経緯や地理的な背景からですが、幼い頃の食卓には豚肉、味噌豆、チャンプルー(混ぜた)料理がよく並んでおりました。
チャンプルーでいえばゴーヤ、豆腐、ソーメンチャンプルー(奄美では油ぞーめん)
などが有名で子供の頃の土曜日の昼ご飯は毎週毎週、油ぞーめんだった記憶があります。
また料理で言えば一番有名な郷土料理:鶏飯(けいはん)は外せません。
シンプルな料理ですが鶏の出汁から作る優しい味は母の味です。
その他、海の幸である新鮮な刺身や魚のから揚げ、山の恵みを天ぷらで味わうのも
お勧めです。

・鶏飯(けいはん)          ・油ぞーめん

・飲み物は特産のスモモを絞ったスモモジュース、時計草(パッションフルーツ)を
絞ったジュースが美味です。
・また特産の黒糖焼酎も是非試してみてはいかがでしょうか。
鹿児島県本土でよく飲まれる芋焼酎とは違いクセがあまりなく「すっきり」飲みやすいのが特徴です。
その特徴ゆえ酒に飲まれてしまう人も多々いるようです・・。
黒糖焼酎は奄美で多く栽培されるサトウキビから黒砂糖を原料にして製造されています。
歴史的経緯から現在は奄美諸島でしか生産することを認められておりません。
またお酒を飲むなら屋仁川通りという有名な繁華街のお店に立ち寄るのがお勧めです。
島唄を聞くことができる店も多く、一人で行っても楽しめる事間違いなしです。

まだまだご紹介したい事はありますが、スペースの都合でこの辺で。
青島と同じで海も山も近く、自然の中でのんびり過ごしたい方には特にお勧めの奄美大島。
是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか? ありがとうございました。

 

 
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