月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
目次

グリーン放弾
 
 

皆様、初めまして。住友商事青岛分公司の周と申します。

この度、伊藤忠(青島)有限公司の上田さんより引継ぎ、2023年新年一発目のグリーン砲弾を打たせて頂きます。

さて私とゴルフとの出会いですが、商社内定を目標に就職活動をしていた2017年に遡ります。当時の私はサークルの先輩から聞いていた商社神話なるものを盲目的に信じており、元来の真面目さも発揮し、昼夜問わず真剣に就職活動に取り組んでいました。Webテスト、エントリーシート、面接対策等々、正直に言うと面倒な作業や準備をする傍ら、やはり気になるのが入社後の華々しい世界でした。先輩の話に始まり、Webでも色々と調べる中、「商社虎の巻」というサイトに出会いました。所謂、出世するためのノウハウを7つ纏めたもので、「至る場でも裸になれるよう心得ておくべし」等、今思えば島耕作時代を思わせる格言集となっていました。そんな中、ゴルフについては「1年目の内に100切りを達成すべし」との格言が記されていました。

もちろん商社神話の信奉者だった為、輝かしい未来を掴むべく、裸になること、そして100切りを達成する事、この2点を心に刻み、2018年4月に無事入社しました。

ところが入社して2ヵ月が経つ頃、この虎の巻が全くの見当違いだという事に気づきます。配属先が海外事業に携わる部署だったこともありますが、脱ぐことはおろか客先とのゴルフもコンペもなく、日々の業務で重要となるのは財務三表と契約書の知識でした。

その後、友人や同期とピクニック感覚でゴルフをする程度で、スコアも120前後と程遠いものとなってしまいました。昨年に青島へ配属されて以来、数回コースをご一緒させて頂きましたが、ファー!ならぬwei xian!と、一緒にプレーする方々へご迷惑をお掛けしています。そんな中でも、広い心と暖かい言葉で包んでくださる皆様のおかげで、1年が経ち青島の素晴らしさと中国での新しい出会いに巡り合う事が出来ました。若輩者では御座いますが、プレーをご一緒させて頂く機会御座いましたら、皆様のゴルフ武勇伝と昭和っぽさが残る格言を聞けること楽しみにしております。

 

 

 


 

 
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