月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
目次

グリーン放弾
 
 

  みなさま、初めまして。山口銀行青島支店の平田と申します。今回エレマテック加柴さんよりバトンを引き継ぎ、グリーン砲弾を打たせていただきます。

  私は「ゴルフコンペの段取りが出来なければ銀行の営業なんてできない」と当時の上司から言われ、「そうなのかもな」と思い、支店コンペの幹事として参加したのがゴルフとの最初の出会いでした。ダブルペリアとは(?)、ゴルフ場の選定、組み合わせ、配車、景品など、その仕事を私に押し付けたい先輩とともに、土日を利用して準備を進めました。当日は、私の買ったばかりのエクストレイルで3人の気を遣う上司を迎えに行かなければなりません。プレーもプレーで真っ直ぐ飛んでくれるはずもなく、ボールは無くなるわ、ずっと走り回るわ、大負けするわ、スイングがだめだだめだと言われるわ、帰りは帰りで上司方は車で爆睡なさる中運転し、へらへらと作り笑顔でお礼を言い、みなさまを家まで送り届け、帰宅は最後。何が楽しくて貴重な休日をこのようなことに費やさなければならないのかと、これがゴルフなのかと、心からゴルフが嫌いになりました。

  しかし、業種柄ゴルフから逃げることも出来ず、最低限の参加でゴルフをいなしていく内に、「どうせ行かなければならないものなら、少しでも楽しめるようになろう」「せめて何か賞を取ってやろう」と思い始めました。次第に150くらいだったスコアが105~115くらいで安定し始めると、同じ組の方々と並んでプレーができるようになったり、上級者の方々のお話が分かるようになったりしていきました。たまには名門コースでやってみたいな、なんて欲も出てきました。またゴルフ愛好家たち層はまさに「ゆりかごから墓場まで」「平社員から組織の重役まで」。コンペに参加することで自分の人脈・知見の拡がりに興味を持つようになりました。奇跡が起きた時にニアピンが取れたときもありました。嬉しさや楽しさを知りコンペに参加したい側の人間に変わっていきました。

  最近はやればやるほどスコアが悪くなる一方ですが、参加すればするほど多くの素晴らしい方々に巡り合うことができるのは今でも不変なものです。幹事を務めることも参加者の方々から謝辞を頂けたり、より人間関係を深めることにも繋がることを知り、順番が回ってくれば頑張って遂行するよう心掛けています。

  幹事を務めてくださる方々、また腕の上がらない私と広い心で一緒にプレーしてくださる方々、ご指導くださる方々、いつも本当にありがとうございます。今では最初の段階でゴルフの裏事情を教えてくださった上司にも感謝しています。私自身生涯スポーツとして今後ともゴルフに携わっていき、墓場に入るそのときまでスコアと人脈・知見の成長を求め続け、心を豊かにしていきたいなと思っています。

  ゴルフ上級者の方々には大変失礼な内容であったかも知れませんが、ゴルフから逃れられない方、ゴルフを始めてみようかなと思う方の意欲向上に少しでも繋がっていただければ嬉しいです。

  次回は、ゴルフ神が私に与えてくださった人脈のひとり。容姿とセンスと人間性、神が三物を与えた次世代を担う超新星。日通の邵さん、どうぞよろしくお願い致します。また一緒にいきましょう!

 

 


 

 
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