月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
目次

ふるさと自慢

<愛知県稲沢市>

月刊青島をご覧の皆様、はじめまして。耐涂可精細化工(青島)有限公司の住田隆雄と
申します。今回、ふるさと自慢ということでアピールポイントを考えました。コロナの
影響もあり一時帰国ができない状況が続きましたが、今年1月中旬に約2年ぶりに日本へ戻り、
ふるさとで過ごしました。パッと思いつく良いところを紹介したいと思います。
<位置>
愛知県稲沢市は濃尾平野のほぼ中央、名古屋市の北西部に位置し「織田信長公生誕の地」
として知られています。JR稲沢駅・名鉄国府宮駅は名古屋駅から鉄道アクセス10分。
「理想郷の街」と最近言われているそうです。大変誇らしく思います。

<国府宮はだか祭り>
私は稲沢市で生まれ、高校までの18年間を過ごしました。大学進学のため東京へ出て、
一旦ふるさとを離れましたが、Uターン就職で再び地元の稲沢市に戻った次第です。
稲沢市と言えば、毎年旧暦1月13日に執り行われ日本三大奇祭に数えられる
儺追(なおい)神事、通称「国府宮はだか祭り」が有名です。
祭りの開催日には42歳と25歳の厄年の男を中心に、尾張地方一円からサラシの褌に
白足袋姿の裸男が数千人集まります。私も小学生の頃、親戚連中から強制的に祭りへ参加させられました。
1年で一番寒い時期であり、気合がないと裸男にはなれません。
祭りの主人公である「神男」(しんおとこ)は警護の者に守られ、全身無垢の姿で
参道に群がっている裸男達の中に飛び出します。裸男達は神男に触れることで、自分の
厄災を祓うことができると信じ、一斉に神男に殺到します。大変危険なお祭りです。
水をかけている箇所に恐らく神男がいますが、警護の者に囲まれているので簡単に
体を触れることはできません。それ故、触れることにご利益があるようです。

YouTubeで「国府宮はだか祭り」の動画も配信されていますので、良ければご覧下さい。

<平和桜ネックレス>
次に稲沢市平和町にある桜ネックレスを紹介します。「桜ネックレス」構想のスタートは
市内を流れる日光川河畔の桜並木の復活でした。戦後、生活様式の変化によって
川の水は汚れ、人々の意識も川から離れがちになり、それではいけないということで
住民らが桜(ソメイヨシノ)の植樹を始めたそうです。
日光川を下流へ須ケ谷川まで、須ケ谷川両岸を平和中央公園まで、総延長約2800mを
桜並木で繋がれていることから、「平和桜ネックレス」と呼ばれています。

私はこの近くの平和町体育館で卓球の練習後、散歩しておりました。車両は侵入禁止
ですので、ゆっくり春を満喫できる素敵な場所です。

<松屋長春・羽二重餅>
最後に松屋長春の羽二重餅を紹介します。とんねるずさんの「年間おみやげ人気ランキング20」
で第2位に輝いた和菓子です。昭和10年創業の京和菓子店で丹波大納言小豆の羽二重餅。
とにかく餅がフワフワ、ちょっぴり甘めで美味しい。お茶と共にいただくと
幸せな気分も味わえます。朝から整理券をゲット、あるいは予約が必要になります。
稲沢市民でもなかなか手にすることができませんが、お土産にいかがでしょうか。

稲沢市は住まいの近くに緑や自然がいっぱいあり、商業施設も充実している街です。
観光で名古屋にお越しの際は是非、稲沢市にも立ち寄って下さい。

 

 
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