「なんだ?あんた大事け?」
「食べ終わったら、ちゃんと食器を冷やしておいてよー」
ふるさとのことを思い出すと、同時に方言のことも思い出します。月刊青島の読者の皆さん、こんにちは。PwC 青島事務所の渡部寿と申します。
私は生まれも育ちも栃木県大田原市という生粋の大田原人です。ちなみに先ほどの方言ですが、栃木県では「大事?」=「大丈夫?」であり、「食器を冷やす」=「食器を水に浸しておく」という意味です。これを読んでいる同郷の方が居れば、ニヤニヤしてくださっていることかと、これを執筆しながら一人ほくそ笑んでいます。
さて、栃木県大田原市は北関東の栃木県の北にある、一応栃木県で宇都宮市に次ぐ、第二の都市です。(たぶん)
大田原市の人口は、約7万人で、畑と田んぼばかりの長閑な町です。県庁所在地の宇都宮市の陰に隠れてあまり目立ちませんし、宇都宮=餃子の街!みたいなキャッチ―な名物は無いですが、私の大好きなふるさとです。
宇都宮市の餃子ほどではないですが、大田原市の出身と言うと、「大田原市って大田原牛が有名だよね?大田原牛って食べたことある?」と聞かれることがあります。大田原牛は我らが大田原市が誇る超高級肉牛ブランドで、田舎にいる大田原市民はほとんど食べたことがないんじゃないかと思います。(現に私も食べたことがありません。)ああいった高級肉牛は銀座などの高級料亭に卸される為、一般庶民の口に入ることは滅多にありません。次回、日本に帰った際は、銀座で大田原牛を一度は食べてみたいと思っています。
あと、大田原市から排出された有名人としては、芸人の「U字工事」先輩がいるのが自慢です!先輩と記載したのは、彼らが私が卒業した高校の先輩でいらっしゃるからです!一時期テレビでブレイクして、栃木弁で訛り漫才を披露してくれていました。栃木県を全面に出してアピールしてくれるのはとても嬉しいことです。(私たちはあんなに訛ってない!と不満に思っている栃木県民もいるようですが。)
(U字工事先輩、いつもありがとうございます!)
さいごに最近、大田原市民が大いに驚いたことがあります。野球選手のダルビッシュ有の元奥さんである、タレントの紗栄子さんが我らが大田原市で牧場運営を始めたらしいのです。生活基盤も大田原市に移して、大田原市で暮らしているとのこと。
その理由は、大田原市で牧場を経営していて、殺処分になる馬のセカンドライフを支援するという素敵な理由のもと引っ越しをされたようです。彼女はテレビに出演して大田原市の魅力を語ってくれているみたいです!ありがたい!
東京や大阪のように都会的な魅力は無いけど、大田原市に住んでいると自然環境が多くて気持ちも安らぎます。日本ではコロナ禍を経験して、リモートワークが一般的になった現代、働く場所は選ばずに仕事ができる便利な時代になりました。
東京まで新幹線で1時間強程度ですし、那須や日光など有名な観光地も近い、我がふるさと大田原市をセカンドライフの終の棲家として考えてみて欲しいなと思っています。おすすめです!
これにて私のふるさと自慢を終わりにしたいと思います。このような貴重な機会をいただきありがとうございました! |