月間青島をご覧の皆さま、はじめまして。株式会社OCSの鈴木と申します。今回は私が生まれ高校卒業までの18年間を過ごした秋田県について紹介させていただければと思います。思い起こすと秋田を離れもう20年以上になるため、知っているようであまり知らない故郷になりつつありますので、これを機会に改めて秋田県を調べてみることにしました。
※市町村単位だと書くことが少な過ぎたので都道府県単位とさせていただきます。
先ず、概況ですが秋田県は東北地方の北西部(青森の左下)に位置しており、面積が11,640 km²、人口が96.6万人となっており、現在私達が住んでいる青島市と比較すると面積が同等なのに対して人口はなんと約1/10でした。過疎化、高齢化、人口減少率の全国ランキングでいつもトップを張る実力ですので納得ですが、今風に言い方を変えればコロナ感染リスクが少なく、広々と過ごせるところ?とも言えるかもしれません。
【観光スポット】
続いて観光スポットですが、前述のとおり自然が豊かで北は白神山地からはじまり、十和田湖、男鹿半島、田沢湖、乳頭温泉、鳥海山と自然観光資源が豊富で一年を通して登山、海水浴、温泉、スキーなどのレジャーが楽しめます。気候は雪が降るので青島よりも威海の方が近い感じです。
ブナ原生林が広がる白神山地 男鹿半島の夕日
秘湯 乳頭温泉 鳥海山(出羽富士)
‐個人的にお勧めなスポット‐
秋田一番の民俗エンターテイメント?「なまはげ館」
秋田の民俗行事として有名な「なまはげ」。鬼の面をつけ、藁などで作った衣装をまとった「なまはげ」が、家々を巡って厄払いをしたり、子供や怠け者を諭したりするという一年を締めくくるための年越し行事。私が小さい頃、毎年大晦日になまはげが家に来て泣かされた記憶があります。その迫力は実際に体験してみないとわかりづらいのですが、そんな「なまはげ」の臨場感を実演で体験できるのがこの「なまはげ館」です。大人もびっくりするくらいの迫力があるので、外で入場を待っていると中から大人の悲鳴が聞こえたりもします。私も二人の息子のしつけの為に利用しましたが効果覿面です。いう事を聞かない時は「なまはげさんを呼ぶよ」で解決します。
なまはげ行事実演 色々なタイプのなまはげ
【秋田のグルメ】
次にグルメですが、有名なところでいうと、きりたんぽ鍋、ハタハタ(鰰)、比内地鶏、いぶりがっこ、日本酒などがありますが、最近は首都圏飲食店、飲食店でもよく見かけるようになっています。ちなみにきりたんぽ鍋は家庭料理で、家庭それぞれの味付けでよく食べられるもので、田舎ではきりたんぽから作ったりもします。
‐個人的にお勧めなグルメ‐
・鰰(ハタハタ)寿司
塩漬けしたハタハタ、麹、カブ、ニンジン、昆布などを桶に詰めて重石をしてつくる発酵食品。秋田のお正月に欠かせない一品。年末になるとスーパーでも売り出されますが、各家庭で漬けて食べたりもします。そのまま食べたり、ちょっと炙って食べたりしますが、日本酒にすごく良く合う肴です。
・ニシン切込
北海道の特産品と一つとして知られるニシン切込ですが、実は秋田の沿岸部のご当地スーパーで見かける商品で、これも麹を使った発酵食品です。なぜ秋田でもよく食べられるのか?と言うと、昭和初期に日本でニシン漁が盛んだった頃の話ですが、東北地方の人が漁業団を組んでニシンを追う形で北海道、樺太沖の漁場を転々としていた事も背景にあるようです。実際に私の曽祖父も漁業団を組んで漁場を転々としていたようで、我が家の食卓にもよくありました。これも日本酒にすごく良く合う肴です。
【秋田の有名人】
最後に、秋田出身の有名人ですが、落合博満、柳葉敏郎、藤あや子、壇蜜、佐々木希、生駒里奈や、最近ニュースで名前を見ることが多い菅義偉首相がいたりします。
ちなみに私の実家は数年前に甲子園で有名になった吉田輝星の実家の近所にあり、彼は佐々木希と同じ高校(秋田県立金足農業高等学校)だった事を今回発見しました。
以上、ふるさとの自慢になっているかは微妙なところもありますが、秋田県の紹介になります。今回の寄稿にあたって故郷の秋田を思い出すいい機会になりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。 |