月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
目次

編集後記
 

 

 

  中秋の名月が近づくなか、皆様いかがお過ごしでしょうか。

  8月24日、私は青島市や青島港が実施する国際ヨットレース「極東杯」の開幕式へ参加しました。本ヨットレースは青島を出発し、ウラジオストク、富山を経由し青島へ帰港する長距離レースで、今年日本チームが初参加しました。富山県のヨット関係者が中心となって日本全国から参加者を募り、初参加に漕ぎ着けたものです。同レースには、他にロシアチーム、青島チーム、各国混合チーム等が参加、開幕式は各チームの意気込みがうかがえるものでした。日本チームの特徴は平均年齢が高いこと(63歳)、最高齢は78歳!の方です。同レースは長距離且つ苛酷であり、見ていて正直心配になりました。

  ところが、時々「青島日報」にレース経過が掲載されており、出発して3日後には韓国沖に既に入り、9月4日付青島日報によれば、既にウラジオストクに入ったとのことではありませんか。ロシアチームが往路を制したようですが、まずは日本チームが順調にそこまでたどり着いたことを確認して、「高齢にもかかわらず、辿り着いた・・」と嬉しくなりました。高齢者しか集まらないのは、レース期間が併せて2ヶ月にわたるため、若い人でそれ程長い休暇を取れる人はなかなかいないからということ。なる程、しかしオリンピックを間近に控え、日本海を舞台に繰り広げられるヨットレースについて、もっと関心が払われてもいいのにと思いました。これから富山港を経由して、日本ヨットチームが勇ましく青島へ帰ってくる際には、我々で暖かく迎えたいものです。皆様、是非お願い致します。

  それでは、引き続き月刊青島の御愛読方よろしくお願いいたします。

 
   
    
 編集長
 

 
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