いつも低空飛行を続ける脳の動きだが、とりわけ7,8月の暑さの前には何もする気がしない。遅い梅雨明けの日本に7月の終わりから8月の始めにかけて滞在し 青島にもどってもしばらく頭がボーとして熱中症にかかっているのかと心配した。ややこしい事件のようなのに巻き込まれたことも原因か。
世はネット時代で次々に新しい仕組みができ、物品の購入や支払いにキャッシュが無くても生活できるが、その分、不思議なことも起こり、「オレオレ詐欺」のような新種の犯罪も生まれている。自分には関係ないだろうと思っていたが、8月のカード支払い明細を見ていて購入したこともない会費というのがあった。金額は4000円で5月に契約したことになっている。7月にも請求され、気にはなったが何かネットで買ったかもしれないとそのままにしていた。
ところが年会費という名前で続いての同額請求である。これは解約しなければとそのH.Pを開き解約方法を見つけたがIDとかパスワードが必要である。こちらは契約した覚えはないので打印できない。その下に忘れた人は此方をクリックとあるのでそこに返信のアドレスを入れると連絡が来ることになっている。ところが幾ら待っても連絡がない。電話をすると携帯電話では受け付けず固定電話のみ受け付けますとのアナウンス。これは怪しい、事故だと判断しカード会社のセキュリティに電話する。
ところが、これがまた係りに繋がるまでが一苦労なのだ。カードの番号から暗号、何についての問い合わせかを案内音声に従って入力し、これは録音させていただきますとか、いくつかのカード会社の広告もあってしばらくお待ちくださいとなる。ややあってただいま非常に混んでいるのでこのまま待つか、改めてかけなおすかと音声がして海外からかけているのに何とか繋がらないかとキリキリしながら待つことになる。
事情を話すと男性の担当者であったがこの内容だけで勝手に解約できないということを言い、先方と協議してほしいという。仕方なく先方の問い合わせや入会などの宛先にいくつもクレームメールを送ると驚いたことにこちらの送ったアドレスではないめったに使わないアドレスに質問をはぐらかしたような返事がきた。なぜ、いつも使用していないアドレスが分かるのか?さらに不安になる。
再度カード会社に何度か目にようやくつながり今度は女性の担当者であったが事情を話すと相手が海外の会社であるため次の週の週末までに返事をするとの心強い回答を得た。そして3日後だったか、今度は相手の会社からまた普段使っていないアドレスに解約手続きが完了したとのメールが届いた。何か丸裸にされているような感じである。
そこで調査しましょうと言ってくれているカード会社に電話するとまた一から手順を踏むことになり今度は申し訳ないが緊迫度が依然と違ってきたので頑張って待つ気力なくすぐに切ってしまった。
それにしても私のアドレス。カードの番号、それにバックアップしてくれるはずのカード会社の応対システム。全て不安だらけである。夏バテは治りそうにない。 (I) |