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こうべ邦楽ワークショップ代表の名村茂代先生が来校されました。名村先生は、日本国内外で邦楽の普及に努められており、中国各地で演奏会や琴の指導を行っています。今回は中国で生活する子どもたちに邦楽の素晴らしさを伝えたいと、青島日本人学校に来てくださいました。 |
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5時間目は全校児童生徒で「筝曲鑑賞会」が行われました。まず琴の歴史や構造など分かりやすく説明していただきました。そして「さくらさくら」「春の海」「六段」など、音楽の教科書に載っている曲を中心に演奏していただきました。質問タイムではどんどん手があがり、邦楽について楽しく学ぶことができました。おまけのステージはみんなが大好きな「パプリカ」です。手拍子をしたり、踊ったりしながら琴の音色に合わせて大合唱が響きました。琴の柔らかい音色と名村先生の指の動きに惹きつけられ、あっという間の演奏会でした。生の演奏の素晴らしさを味わう貴重な時間となりました。 |
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6時間目は中学部が琴の演奏体験をしました。初めに、きれいに音を出すための3つのポイントを教えていただきました。このポイントを意識しながら「さくらさくら」の演奏体験です。何度も繰り返し弾くうちに、音色がどんどん美しくなり、響きが変わっていきました。最後は名村先生の伴奏に合わせて、全員が一曲を通して弾くことができました。また、琴は中国から伝わったので、弦の名前も「十為巾」の部分は中国語が残っていることを教えていただき、中国とのつながりも実感することができました。 |
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邦楽教室を終え、「心地よい音色に心が温まりました」「琴を生で聴くと迫力がありました」「左手を使うと響きが変わって驚きました」「日本の美しさを感じました」「余韻が美しかったです」などの感想が聞かれました。名村先生、素晴らしい演奏をありがとうございました。
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