道徳参観

 本日、道徳参観が行われました。1時間目は小学部5.6年と中学部、2時間目は校長先生から道徳に関する講話が行われ、3時間目は小学部1〜4年という流れでした。どのクラスも真剣に道徳の授業と向き合っていました。
 小学1年生は、 日ごろお世話になっている人たちに感謝することについて考えました。クマノミはイソギンチャクにえさを運び、イソギンチャクは敵からクマノミを守ってくれます。お話の中の動物たちは、みな助け合い、支え合いながら生活をしています。もちろん人も同じです。特に子どもたちは家族のみんなに一番支えてもらっていることを実感していました。感謝の気持ちを込め、「ありがとうレター」を書きました。「もっともっと書きたい!」とありがとうの気持ちがあふれる1時間となりました。本日は参観していただき、ありがとうございました。
 小学2年生は、 生きていることについて考えました。普段の生活で、自分の好きな遊びができる、好きな食べ物が食べられる、好きなところに行ける・・・など、それらはすべて私たちが生きているからできる行為です。「自分」がいるから、好きなことをして楽しくなり、「自分」がいないと何もできないから楽しくないことを再確認しました。生きていることに感謝して、これからもいろいろなことにチャレンジしていきましょう。参観に来て下さった保護者の皆さま、本日はありがとうございました。
 小学3年生は、 自分でやろうと決めた目標に向かって、強い意志を持ち、粘りづよくやり抜くことについて考えました。一りん車になかなか乗れなくてあきらめてしまった主人公が、友達の誘いと励ましでやり続けることの喜びを感じる内容の文を読みました。自分の体験したことと照らし合わせて、頑張って続けていくことは難しいけど、達成したときの喜びは大きいことを学びました。子どもたちは新な目標に向かって努力していことでしょう。参観していただきありがとうございました。
 小学4年生は、「いっしょになって、わらっちゃだめだ」という読み物を題材に、周りの友達にあわせて行動することについて考えました。主人公と自分を重ね合わせ、周りにあわせて動くべきか、自分の思いに沿って動くべきかという心の葛藤を話し合いました。その中で、友達と合わせるときと自分の考えをっ大事にしなくてはいけないときを見極めることが大切だということを共有することができました。今回の授業で気づいたことを普段の生活につなげられるように指導していきたいと思います。本日はたくさんのご参観ありがとうございました。
 小学5年生は、 「友達と分かり合うには、どうしたらいいか?」という課題について、みんなで考えました。友達と協力することは大切だけれど、協力するためにはお互いのことをよく理解しないといけない。そして、お互いのことを理解するために、「友達についてのみんなが知らないような良さ」を交流する活動を行いました。友達の意外な一面を知り、真似していきたい、もっと普段話さない友達とも話をしていきたいと今後の友達付き合いのヒントをそれぞれ得ることができました。保護者の皆様、ご参観ならびに授業へのご協力ありがとうございました。
 小学6年生は教科書のお話を中心に、「夢」についてみんなで考えていきました。授業では、「しっかり夢を持っていれば、あきらめずに努力を続けることができる。」「自分の夢じゃない職業になったとしても、自分が満足できる仕事をすることが大事だと思う。」など、考え方を深めていくことができました。これから6年生は今日の学びを総合的な学習の時間につなげていきます。参観に来て下さった保護者の皆さま、本日はありがとうございました。
 中学1年生はこの青島が大きくかかわる実話を題材に「思いやり、感謝」について学習を行いました。ベートーヴェンの有名な『第九』が日本で初演されたのは、現在の徳島県鳴門市にある坂東俘虜収容所でした。この収容所には第一次世界大戦で青島で捕虜となったドイツ人たちがいました。このドイツ人たちが心の交流のあった松野豊寿所長に感謝の気持ちを込めて演奏してくれた話でした。生徒たちは人種や敵.味方かかわらず人間愛の精神でかかわった人物から様々なものを学んだ様子です。本日は参観して頂き、ありがとうございました。
 中学2年生は、「あたりまえでなくありがたいこと」という教材をもとに、世界の中の日本人という視点で考えました。世界の飢餓状況を示した地図を見て、日本から外に出てみると、飢えにより命をなくしている人がいること、しかしそれは世界に食料が足りていないことが原因ではないことを知りました。毎日あたたかいご飯が食べられ、着るものや住む場所に困らず生活できている自分の現状に感謝の気持ちを持つと同時に、自分はどんなことができるかを考えました。お忙しい中、参観に来て下さりありがとうございました。
 中学3年生は、茶道小笠原流の指南書をもとに「礼儀」について考えました。予備知識なしに薄茶をそれぞれに飲み、まずは感想交流。「お茶わんを回すとよかったのかな。」「上品に飲みたいと思ったけれど…。」。その後、資料「茶わんをぐるぐる回すわけ」を読み、話し合いました。「茶わん一つで心を通わせられる日本の文化はすごい。」「かたちを覚える、みんながそうするからするのではだめなんだな。」と、作法の根底にある相手への心遣いに気づくことができました。お忙しい中、ご参観いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。
 2時間目の校長先生の道徳に関する講話では、道徳教育の目的や意義、今後の道徳教育の動向について、そして青島日本人学校が大切にしている道徳の時間の各クラスでの取り組みの様子の紹介がありました。今後も、より良い道徳の時間の授業づくりのために、今日の公開授業を生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
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