青島日本人学校/JSQアルバム/平成29年度/卒業式

卒業式

	今日は卒業式です。外は青島ではめずらしい雨模様。卒業生とお別になる、寂しい心模様を表しているようです。　登校してから５年生と中学部２年生が卒業生の胸に胸花をつけました。お世話になった先輩に感謝を込めてつけました。
	卒業式が始まりました。まずは、小学部卒業生の入場です。堂々とした入場で、どの子からも小学校最上級生として、やりきったという充実感が感じられます。
	小学部に続き、中学部卒業生の入場です。凛として堂々とした入場です。
	卒業証書授与では、学級担任の先生から一人ずつ呼名され、校長先生から卒業証書を受け取りました。一人一人堂々とした振る舞いで、立派でした。
	小学部卒業生の後は、中学部卒業生が卒業証書を受け取りました。呼名されたときの「ハイ」という返事は、それぞれの未来に向けて、希望に満ち溢れたしっかりとした返事でした。
	校長先生からの式辞では、卒業生へのお祝いの言葉が述べられました。中国での学びはこれからの人生にきっと役立ちます。日本を俯瞰し、切磋琢磨し、広い視野をもって世界で活躍できる人になってくださいと、お話になられました。
	次に、在青島日本国総領事館の総領事中原様からお祝いの言葉を頂きました。それぞれ向か新しい道は違うけれども、中国、青島日本人学校でこれまでに学んだことを生かしてがんばって下さいというお話でした。
	次に、学校運営理事会理事長の藤井様よりお祝いの言葉を頂きました。全校児童生徒が兄弟姉妹のように支えあう青島日本人学校のみなさん。ここで身に着けた、ち（知恵）・ん（感動・感性）・た（たくましさ）・お（思いやり）、の心を忘れず、青島日本人学校の卒業生として胸を張ってこれからの学校生活、社会生活においてがんばって下さいというお話でした。
	最後に、本校ＰＴＡ会長の東小薗様よりお祝いの言葉を頂きました。それぞれの行事で活躍したことはこれからの大きな力となります。これからみんなが離れることになっても、どこまでもつながっている一つの空を見上げ、青島日本人学校で過ごした思い出を胸に未来に向けて羽ばたいていってくださいというお話でした。
	卒業制作紹介です。小学部は、和柄をモチーフにした押絵羽子板です。デザインは６年みんなで話し合い、ミシンや電動糸鋸などこれまでに習った技能をフル活用して作りました。中学部は、美術の時間に行った「空間デザイン」で、体育館入口の廊下の空間を自分達の思い出を表すようにデザインしました。それぞれが学習してきたことを活かしたすてきな作品でした。
	中学部送辞です。中学部２年の生徒会長からは、悩んでいるときには的確にアドバイスをもらい、様々な行事でみんなを引っ張ってくれた、そんなあこがれとなる先輩方ら学んだことをしっかりと受け継いで、在校生力を合わせてがんばっていきたいという感謝や決意を新たにする話がありました。
	続いて、中学部卒業生からの答辞です。ここ中国で学んだ経験を活かして、世界の懸け橋となれる人になりたい。また、先生方や後輩の支え、親への感謝の気持ちを忘れず、最上級生として苦労もあったけど、これまで乗り越えてきた経験を自信に変えて、自分の可能性を見つけるために頑張っていきますという、力強い決意の言葉がありました。
	次は、小学部卒業生の門出の言葉です。小学校の思い出を振り返り、６年生として過ごしたこの一年は宝物であり、青島で学んだ誇りと変わらない友情を胸に中学校へと旅立ちますというメッセージでした。
	在校生は、自分たちを引っ張ってくれた先輩への感謝の気持ちを大きな声で伝えました。「つばさをだいて」の合唱では、各パートのハーモニーを響かせ、これからは、自分たちが学校を引っ張っていくんだいう思いを歌で卒業生に伝えました。
	門出の言葉の最後は、卒業生「旅立ちの日に」を歌いました。別れを惜しみながら、やさしくも力強い、気持ちのこもった歌声に、会場にいた人たちに感動が広がりました。
	その次の校歌斉唱では、歌う最後の校歌斉唱になりました。それぞれが今日までの日々を思い起こしながら、思いを込めて校歌を歌いました。
	卒業式次第がすべて終了し、卒業生の退場です。在校生、保護者、来賓に見守られながら、一人一人がしっかりと歩みを進めました。
	在校生、保護者、来賓に見守られながら、一人一人がしっかりと歩みを進めました。
	卒業式後、小学部と中学部に分かれ、保護者や来賓の方も交えて記念写真の撮影を行いました。手には受け取ったばかりの卒業証書、にこやかな笑顔が並びました。
	卒業式後小中それぞれの教室で、最後の学活が行われました。小学部では、担任から児童一人ひとりの素敵なところと、みんな大好きだよ！という気持ちを伝えました。また、６年生の途中で転出した友達や４年生時の担任の先生からお祝いムービーが届きました。最後にサプライズで、卒業生から両親への感謝の手紙をプレゼントし、あたたかな気持ちで教室が包まれました。これからも夢を叶えるために、前向きに歩んでいってください！
	中学部では、一人ずつ両親にあてた手紙を読みました。ストレスからあたってしまったことを詫びたり、受験勉強を最後までサポートしてくれたことを感謝したり、涙ながらに語る姿にそれぞれもらい涙となりました。最後に担任が「日々是好日。二度とない一日一日を大切に。」と話しました。
	それぞれの思い出を胸に、新しい世界で卒業生のみなさんが活躍されるように、青島日本人学校のみんなでずっと応援しています。ご卒業おめでとうございます。