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中学部2年生の2時間目に、理科の研究授業がありました。生徒4人より参観する先生方が2倍くらい多く、いつもとちょっと違う雰囲気の授業が始まりました。
最初に、昔の人が金属を作り出す方法(たたら製鉄)の動画を見ました。それと同じようにして、先日自分たちが作った酸化銅から銅を取り出す時、化学変化がどのように起きているか予想しました。 |
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どのような化学変化が起きているかを原子モデルを使って予想します。一人一人がホワイトボードにモデルを並べながら、化学変化前後で原子の種類と個数が同じになるには、どうなるか考えました。また、化学変化後にできる物質を予想し、それを検証するための方法も各組で考えました。
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各組が実験を開始しました。ガスバーナーがないので、理科用カセットコンロで加熱します。ちょっと火力が弱いため、激しい反応が見られませんでしたが、無事に反応させることができました。 |
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加熱後にできた物質が予想した銅であるか検証しました。金属さじの裏で強く擦って金属光沢が出るか調べたり、塩酸に入れて反応するか調べました。金属光沢はわずかしか出ず、塩酸に入れても反応しませんでした。金属は塩酸に反応すると思っていた生徒は、塩酸に反応しないことに疑問を感じていました。
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実験結果をまとめ、考察を記述しました。ちょっと時間が足りなかったため、考察の内容の確認だけをして終わりました。最後に、塩酸に銅板を入れて反応するか先生が演示実験しました。なぜ反応しないのかは中学3年生の学習になります。来年この疑問が解決されることでしょう。 |
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放課後は、今日の授業について先生方で話し合いをしました。
授業について成果と課題について話し合い、疑問や改善策を出しました。先生方も自分が習った理科を思い出しながら、今の子ども達の学びの高さを感心していました。
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