校内書き初め会

1年生にとっては、初めての書き初め会。今日の書き初め会に向けて、昨年末から何度か練習を重ねてきました。字を覚えて間もない1年生にとっては、字の大きさを考えて(揃えて)書くということが難しいです。お手本をよく見て、じっくり丁寧に書くことを意識して、練習、そして本番に臨みました。子どもたちの作品からは、心を込めて書いたことが伝わってきます。どれも良い作品です。新年早々、集中した良い時間となりました。
 2年生は、書き初めを始める前、心を静かに落ち着かせるため、しばらく目をつむってから書き初めに臨みました。目をつむっている間に「今年1年の課題を考えた児童」、「今までの練習を振り返った児童」、「姿勢をただした児童」とそれぞれだったと思います。そして、子ども達の作品から、集中し、心を込めて書けたことが伝わってきました。とても良い1年のスタートができていると思います。この調子で今年度も頑張っていきましょう。
 小学部3学年の課題は「光るにじ」です。ひらがなは、バランスを取ることや筆の運び方が難しく、2学期中にも何度も練習を重ねてきました。3年生は、今年度の4月に毛筆の学習を始めたばかりです。初めの頃は筆の持ち方にも苦労していたのに、条幅用紙に堂々とした字を書くことができるようになりました。そんな児童の様子に、改めて成長を感じた書き初め会となりました。学校に掲示してありますので、ぜひ来校の折りにご覧ください。
 4年生は書き初め会で「世界の子」に挑戦しました。12月から練習を始め、まずは世界という字の難しさに苦労しました。年末の練習では本番の紙を想定し、4つの字のバランスに苦労し、さらにひらがなの「の」に、そして「子」にもなかなか上手くいきませんでした。それでも一画一画を丁寧に書くことで上達してきました。本番は6枚書きましたが、とても集中し、最後まで諦めずに書ききることができました。苦労しましたが、元気の良い、素敵な作品になったと思います。
5年生は「強い信念」という言葉を書きました。「信念」とは国語辞典によれば「正しいと信じる自分の考え」という意味です。新年に取り組むにふさわしいこの言葉に自分の中の様々な思いを込めて強い気持ちで書き初めに臨みました。集中して取り組むことができ、「とめ、はね、はらい」や文字の角のまがり方などに気を付けて筆を運びました。出来上がりは、練習の時よりも大きくたくましい字を完成させ、個性豊かな作品に仕上がりました。
 小学校生活最後の書き初め会。6年生は「創造する心」という言葉を書きました。2学期の後半から練習を始め、冬休み中も練習をして今日の本番に臨みました。清書する前に半紙を使って最後の練習をしたのですが、今までの練習を思い出しながら半紙が真っ黒になるほど練習する子が多くいました。清書の場面では、一画ごとに深呼吸をし、心を落ち着かせようとする子供の姿が印象に残りました。六者六様の「創造する心」は本校1階の廊下に掲示してありますので、保護者の皆様、ご来校の際は是非ご覧になってください。
中学部は、中1「不言実行」、中2「自然の神秘」を書きました。中学生は毛筆でも楷書ではなく、行書で書きます。中1はもちろん初めての経験です。今まで慣れ親しんだ楷書の筆運びと違ったり、書き順も変化したりと最初は苦戦しました。けれど、今日はこれまでの学習内容を思い出しながら、全員が少しでも良い字を書こうと時間いっぱい集中して取り組み、先月までの字よりも行書らしく書くことができました。繰り返し練習すれば効果はきっと出てくる、それを証明できた書き初めでした。何事もこれを忘れず取り組んでいきましょう。
今日は、国語担当からの校内放送で書き初めの由来・意義などを聞いてから、みんなで一斉に取り組みました。いつもは活気にあふれる日本人学校の校舎も、今日は凜として落ち着いた雰囲気に包まれていましたね。子どもたちの心のこもった書き初めは、校舎一階の廊下に掲示してあります。本校にお越しの際は、ぜひご覧ください。
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