学習発表会

 今日は、待ちに待った学習発表会です。
 スタートは中学部3年生による開会宣言、カルテット演奏「ルパン三世」です。若干コスプレをしたギター(荒井=五右衛門)、スネアドラム(折口=銭形)、サックス(藤野=ルパン)、フルート(川田=次元)でした。お気づきになりましたでしょうか。コスプレもさることながら演奏の方も楽しんでいただけたかと思います。語れば長い苦労話があるのですが、終わりよければ全てよし!本当に素晴らしい演奏でした。
 プログラム1番は中学部による「信州上田原合戦太鼓」です。中学2年生を中心とし、練習時間が少ない中、一人一人が必死に練習を積んできました。今回の演奏の中にはソロパートを3人が担当し、カッコイイ演奏を見せました。全員が一丸となった迫力のある演奏はいかがでしたでしょうか。
 プログラム2番は小学部1年生による「くじらぐも」です。1年生の多くは、演技をするのが楽しみだったようです。本番も緊張することなく伸び伸びと…、とはいっても、たくさんの人に見られていつもより真剣に頑張っているのが、何ともかわいかったです。この場面では、1年2組の子ども達が、くじらぐもに乗って空を冒険しているところを歌っています。くじらぐもの上に乗った子ども達の嬉しそうな様子を表すアドリブの演技が、見せ場でした。 
 この場面は、くじらぐもと一緒に空の冒険を終えた子ども達が、学校のジャングルジムに降りたところです。子ども達の手がジャングルジムを握ってることは、会場の人に伝わっていたかどうかわかりませんが、演じる子ども達は、学校まで送ってくれたくじらさんと大真面目に話していました。どの場面でも、一人ひとりがしっかりと声を出して言葉を伝えたり、音楽の感じを味わって歌ったりすることができたと思います。
 プログラム3番は小学部2年生による「学習キングをやっつけろ!」です。
 さらわれた友達を助けるために、個性的なボス達が出題する問題をクリアしていきます。毎日音読に取り組んできた成果を発揮できたでしょうか!?衣装や小道具は、ほぼ手作り、もちろん、ストーリーも手作りです。
 これは最後のボス、学習キングとの対決場面。大きな声で、練習の成果を発揮して落ち着いた演技ができたと思います。
 子ども達に「今日は何点?」ときくと、少し厳しめの点数をいっていましたが、ご観覧いただいた皆様は何点くらいを付けてくださるでしょうか?
 いずれにせよ、子ども達も先生も大満足の発表ができました!ありがとうございました!!
 プログラム4番は小学部3年生による「オレ達は野菜だ!」です。今まで学習してきた食事の事から、日頃、食事で残されがちの野菜達に焦点を当てての劇でした。
この劇を通して、青島日本人学校の児童生徒の野菜嫌いが無くなり、何でも残さず美味しく食べてくれるようになればなと思います。
 他の学年も同じだと思いますが、今日の劇のためにたくさんの練習を重ねてきました。今日は、その中でもベストの出来だったと思います。 
 たくさん練習してきたので、とても緊張もしました。きっと疲れたと思います。今日は、ゆっくり休んでまた月曜日、元気な笑顔を見せてください。
 プログラム5番は小学部4年生による「HEROESショー」です。「世界中の人と友だちになれるアイテムは?」というテーマでいろいろなアイテムを紹介します。
 さあ、どんなアイテムが登場したのでしょうか…①サッカーボール、②楽器、③バッグ、④勇気と4つのアイテムです。さてさて、結果は何フレンドだったのでしょう?
 ダンス、劇、合奏、そして最後に合唱と内容盛りだくさんのショーでした。
1学期から数ヶ月かけて取り組んできたこの学習。事前の学習そして劇の練習に意欲的に取り組んできました。この学習を通して大きく成長した4年生達です。学習の成果を生かし、これからも前向きさを忘れることなく、将来は、世界にはばたいていってほしいと思います。
 プログラム6番は小学部5年生による「めさましてぇ~テレビ」です。5年生は、「食」をテーマに学習してきたことを発表しました。農業体験学習のこと、日本の食料自給率のこと、世界の子ども達のことを見ている人に分かりやすく説明するために、プレゼンテーションとそれに合わせたシナリオづくりを全員で協力して作りあげました。今日は、準備したことを堂々と発表できました。これからも、5年生は何事にも感謝の気持ちを持ち、精一杯生きていきます。
 5年生は、“マンボウNO5”を合奏し、「この星に生まれて」を合唱しました。マンボウNO5は楽しく演奏をしようと、入場シーンから踊りを工夫しました。それぞれの楽器が楽しく演奏することができました。「この星に生まれて」は、5年生の最後を締める合唱だったので、気持ちを込めて歌いました。どちらも、これまで何十回と練習してきましたが、今日はその努力の成果を発揮することができました。
 プログラム7番は中学部OGB(音楽部)による「合唱」です。1曲目は「マイバラード」を歌いました。みんなで歌おう~♪と誘いかける歌声に会場の皆さんも音楽に合わせて体を動かしてくれていました。2曲目は『魔女の宅急便』より「やさしさに包まれたなら」です。初のアカペラへの挑戦!各パートの音取りが難しく絶望したこともありましたが、お互い励まし合い練習を懸命に頑張り当日を迎えました。どちらも今までで一番良い歌声をお届けできたと思います。
 プログラム8番は小学部6年生による「青島日本人学校物語~受け継がれていくもの~」です。この物語は、50年後の未来から見た青島の物語です。過去にタイムスリップをした3人の子ども達が、様々な時代の青島の良さや人と人との関わりの大切さに気づいていきます。何事も 「100回やる!」ことで、質が変わるという「信念」と、「感動と爆笑の渦を巻き起こせ!」と言う6年生の「理想(スローガン)」の元、取り組んできました。
 駆け足ではありましたが、青島の地に生きてきた子ども達の様子を楽しく伝えることができたと思います。青島の地で育った子ども達には、「協力」「努力」「元気」が3つが伴った「青島魂」が引き継がれています。これからの未来、青島で育ったこと、学んだことを誇りに頑張っていきましょう! 一人ひとりが自分のやるべき事を自信を持ってやりきり、充実感いっぱい、最高の笑顔で終えることができました。
 プログラム9番は中学部による「明日をさがして」です。自殺しようとした中学生に変わってカッパが学校へ行きます。いじめっ子が幅をきかせ、級友達も恐れて何も言えない中カッパの登場により、どんどん変わっていくクラス。合唱コンクールに向け、対立や混乱の中いじめの問題を乗り越え、合唱の本番を迎えます。
 シナリオの内容は、自分ならどうするか?などの考えを入れ、中学生全体で作り上げてきました。セリフのない時でもどう動くかを自分たちで考え、前日までシナリオの内容も変わっていきました。
 最後の合唱は、「楽しく元気に」を目標にした歌でしたが、中学生らしい大人の声を聞いてもらうことができました。
 プログラム10番は全校生による合唱「ビリーブ」です。ソプラノパートとアルトパートが美しいハーモニーを醸し出します。ソプラノパートはどのように声を響かせたら良いかの工夫を、アルトパートは正確な音程を取る練習を何度も重ねてきました。2つのパートが美しく響き合い、心のこもった合唱でした。
 合唱の合間には6年生が過去の自分たちの6年間の発表会を振り返りました。一人ひとりが短い言葉に精一杯の想いを込めて、伝えました。会場の皆さんにも十分に伝わったかと思います。6年生のたくましさや想いが伝わり、心が温かくなる5分間でした。
 最後に校長先生からお話がありました。
 寒い中でしたが、子ども達の熱い発表をご覧いただくことができたかと思います。
 今日はとってもステキな発表会でした。頑張った子ども達には盛大な拍手を!そして、ご覧いただいた皆様には感謝を送りたいと思います!ありがとうございました。