読み聞かせ その2

 今日は今週2回目となる読み聞かせがありました。今回は中学生の図書委員が読み聞かせをしてくれました。
 1年生で読んだのは『ミリーのすてきなぼうし』。世界でたった一つしかステキな帽子のお話でした。読んだ中学生は1学期も1年生で読み聞かせをしたので、今回は2回目。「今回もみんなとても静かに集中して聞いてくれてうれしかったです。ページをめくるたびに驚き声があがりました。」と話していました。
 1年生は、「帽子が変化しているのがおもしろかった。」「帽子がいろいろなものに変わるのがすごかった。」と感想を話してくれました。やはり、あの帽子にみんな興味津々。楽しくお話が聞けたようです。
 2年生で読んだのは『おはぎちゃん』。絵がとってもかわいい絵本です。読み聞かせをした中学生に本を選んだ理由を尋ねると「この本の絵がとても気に入ったので2年生に読むことにしました。」と話してくれました。「絵本を読むのは少し難しかったけれど、静かに聞いてくれてよかったです。」
 2年生も、この絵本の絵を気に入ってくれたようで、「おはぎが紫色でかわいかった。」と話してくれました。また、「話の全部がおもしろかった。」「暗い部屋におはぎがいてドキドキした。」という感想もありました。
 3年生で読んだのはおさるのジョージシリーズから『おさるのジョージがっこうへいく』です。読んでくれたのは中学3年生。ずっと図書委員で頑張ってくれていたので、読み聞かせも慣れたものです。感想を聞くと「読み聞かせの経験は豊富なので、緊張することはもうなくなりました。むしろ楽しく感じました。3年生のみんなは、とても静かに聞いてくれて感動しました。最後の読み聞かせでよい思い出ができて嬉しかったです。」と話してくれました。 
 3年生に感想を聞いてみると、「おもしろかった。」「読み方が上手だった。」ということでした。内容についてはジョージが落とした絵の具ですべったところが印象に残ったようで、そこがおもしろかったと話す子がたくさんいました。 
 4年生で読んだのは『注文の多い料理店』。言わずと知れた、宮沢賢治の名作です。感想を聞くと、「今回は長い絵本でしたが、感情の起伏を表すことができました。奇想天外なストーリーにみんな楽しんでいるようでよかったです。今年度2回読み聞かせをしてみて、楽しくなり、読み聞かせが好きになりました。また機会があればやってみたいです。」とのこと。楽しみながら読み聞かせができたようです。 
 4年生の感想は「最初から最後まで、いろいろな怖さがあったので、ふるえている人がいました。」「食べられそうになるのはちょっと怖かった。」ということで、臨場感たっぷりの読み方に引き込まれたようでした。 
 5年生で読んだのは。『秋の風鈴』。読んだ感想を尋ねると「初めての読み聞かせでした。真剣に物語を聞いてくれたので、やがて緊張もほぐれ、リラックスして読むことができました。あんなに一生懸命に聞いてくれるなら、また読みたいです。」と話してくれました。今回読んだ本は絵本ではなかったため、読み手の読み方次第で聞き手のイメージも違ってきます。そのあたりが少し難しかったのか、「もっとたくさん読む練習をしておく必要があった。」と振り返っていました。 
 5年生は話の内容にじっと耳を傾け、自分たちの頭の中で想像を膨らませているようでした。「話しているときに、声の強弱が上手で分かりやすかった。」「花が手紙を書くというのがとってもおもしろいと思った。」と感想を話してくれました。 
 6年生で読んだのは。『ミカ!』。読んでくれた図書委員オススメの1冊です。好きな本でも自分で読むのと読み聞かせるのはまた別のようで、「すごく緊張しました。みんなの目が私を見ていたので、緊張して声があまり出ませんでした。終わってみたらのどもカラカラでした。でも、みんながちゃんと聞いてくれたので嬉しかったです。」と話していました。 
 6年生の感想は「スラスラ読んでいて聞きやすかった。」と。中には「本の中に関西弁が入ってて、その読み方が上手だった。」というものもありました。本校は、日本全国から児童・生徒が集まっているので、それぞれの地方の言葉を生で聞くことができるのもいいですね!
 さて、読書週間もあと2日です。金曜日には中学部の先生と担任外の先生の読み聞かせがありますので、小学部の皆さんはお楽しみにー。