学習発表会

 今日は待ちに待った学習発表会です。子ども達が考えた「我们加油!!~みんなの心に感動を~」をスローガンにかかげ、これまで練習を頑張って来ました。5・6年と中学2年が書いた堂々としたスローガンが体育館に飾ってありました。
 中学部3年生の「始めの言葉」で学習発表会がスタートしました。なんと、学習発表会のために自分たちで考えたテーマソングまで披露しました。さすが中学3年生です。
 プログラム1番は中学部による「青島日本太鼓」。和太鼓を打つと音がでます。その響き、打つときの力強さ、全員で演奏する一体感、和太鼓演奏を通して、日本の伝統楽器の心を味わってきました。
 体中に太鼓の音が響きました。何度も何度も練習して、そして今日、あらたに中学部の心がひとつになって演奏することができた「青島日本太鼓」。和太鼓を打つ姿、とても立派でした。
 プログラム2番は1年生による「おおきなかぶ」。
 国語で学習した物語の役になりきって頑張りました。
 うんとこしょ、どっこいしょ!ワンツースリー!イーアーサン!など多彩なかけ声がとっても素敵でした。
 
 一人ひとりが大きな声を出してセリフを言ったり、歌を歌ったりしました。
 元気いっぱいの1年生の演技は200点満点でした!
 プログラム3番は2年生による「サウンド・オブ・ミュージック~みんなでドレミ~」。 映画「サウンド・オブ・ミュージック」をもとに、ドレミの歌をミュージカル風に再構成した内容です。
 子どもたちは今日まで、むずかしい音程の歌や、複雑な動きを一生懸命に練習してきました。本番では、「緊張しなかったよ!」と言えるぐらい堂々とした発表を披露することができました。 
 プログラム4番は3年生による「寿限無~言葉を知ろう、楽しもう~」。落語で有名な演目を、演じました。100回以上台本と向き合って、言葉や動きそして、全体を自分たちのものにしました。
 言葉の意味や細かい動きにまでこだわって、11名みんなでアイディアを出し合って、劇や踊りを作り上げました。日本語の言葉、一つ一つを大切にして、3年生らしく元気に明るく演じきることができました。終わった後はみんなやりきった満足感でいっぱいでした。
 プログラム5番は4年生による「バリアフリースクール」。4年生は2学期の総合学習で、「目の不自由な人」「耳の不自由な人」「足の不自由な人」について、3班に分かれて調べ学習を進めてきました。今回の劇はそこで調べたことを伝えるための劇です。劇を観てくださった方々にも、バリアフリーの精神が伝わったなら、嬉しいです。
 出だしの自己紹介では、みな緊張した面持ちでした。発表が進むにつれ、落ち着いて言葉を言っていました。それぞれが、練習で「こうしよう」と工夫したとおりにやろうとがんばっているのがわかりました。学習発表会を通して、子ども達は練習の大切さや協力して成し遂げることの楽しさを味わうことができたと思います。
 プログラム6番は5年生による「チンタオランドのステキな猫たち」。五年生は劇を演じながら農業体験学習などで学んだ食料問題・農業について紹介していきました。そして、最後に、今元気に平和に過ごせていることはとても幸せなことであるということを観ている人たちに訴えました。
 この劇は、スケジュール、衣装、演技、音響などほとんど全てのことを自分たちで考え、自分たちで準備を進めました。途中、あまりの段取りの悪さにお互いに不満を持ち合った時もありましたが、今日は18人の心が1つになり、最高の発表をすることができました。
 プログラム7番は6年生による「青島の歴史 アカシア物語~夢にむかい、大地を踏みしめて~」。60年以上前青島に住んでいた日本人学校(青島第一国民学校)に通っていた子どもたちの様子を劇にしたものです。当時の子どもたちの気持ちを創造しながら力一杯、声を限りに演じました。
 歌、セリフを毎日毎日一生懸命練習してきました。学校ではもちろん、家でも鏡を見たり、おうちの人にアドバイスを頂いたりしてがんばってきました。7人の力を一つにし、未来へととどけとばかりに演じた6年生たち。その様子はきっと観ている人たちに希望と夢をもって生きていく大切さを伝えることができたと思います。
 プログラム8番は中学部による「創作ダンス~QingDao~」。『青島』という大きなテーマに因んだイメージをダンスにしました。
最初のグループは【Blue★wave】。波をイメージして踊りました。もちろんテーマカラーも水色で。中学部のトップバッターで少々緊張気味でしたが、精一杯表現しました。「少し間違えてしまったけれど、できた満足感がありました。」という声が。
 次は、【Blaze of the smile】。こちらは笑顔をイメージして創りました。心がけたところは、見ている人までも笑顔になるような元気のいいダンスと120%の笑顔!!テーマカラーのオレンジ色のTシャツにも笑顔を描く徹底ぶりでした。楽しそうな6人の様子に自然と会場からも手拍子が起きました。
 最後は【L&D】。正しくは【Light and Darkness】。光と闇をイメージし、振り付けを考えました。男子6名の構成なので、力強さや迫力が感じられる踊りとなりました。クールに格好良く踊りつつ、笑いも織り交ぜる絶妙さに、みんな引き込まれていきました。
 どのグループも創作の途中では苦労があったようですが、最後には笑顔で踊りきることができました。
 休憩時間に飛び入りでギターを弾きならして「戦争を知らない子ども達」を歌った人がいました。
 おや?この青い服はもしかして「校○先生・・・?」
 ここからは、音楽発表にうつり、プログラム9番「中学生の音楽部」。女子11人で合唱しました。少人数で歌うこと、なかなか声量がでなくて苦労しましたが、美しいハーモニーになるように練習し発表しました。
 「ハンガリー舞曲第5番」この曲は個人の演奏はもちろん難しいのですが、みんなでリズムを合わせる事もとても大変でした。みんなで合奏すること、本番の緊張感、沢山の事を学び感じた発表でしたね。
 プログラム10番「小学部1・2年生」。「歌えバンバン」は、オーレェイ!!と掛け声をかけるところは2つのパートに分かれるので、間違えないで出来るかな?とドキドキしましたが、かっこよくできましたね。「おもちゃのチャチャチャ」はかわいい振りつきで、動きながら歌いました。最後の「オー」は全員がビシッと決まりましたね。
 「聖者の行進」1年生は初めて鍵盤を吹く児童がほとんどで、一生懸命練習しました。2年生は2つのパートに別れハーモニーを奏でました。歌も鍵盤ハーモニカも覚えることが沢山でしたが、一生懸命頑張りました。
 プログラム11番「小学部3・4年生」。明るく歌う、みんなと歌声を合わせて歌う、なかなか難しかったけれど、毎日歌うことで、だんだんと歌声とみんなの気持ちがそろいました。
 「バロックホーダウン」は、リズミカルで楽しい曲です。全員で合奏することの難しさ、楽しさを学びながら、一人一人が自信を持って発表しました。
 プログラム12番「小学部5・6年生」。「この星に生まれて」一つ上のハーモニー、響きを目指しました。ソプラノ、アルト、最初は音程をとるのが大変で、つられてしまったり…でも、みんなで練習しているうちにだんだんときれいなハーモニーが出来てきました。
 合奏することが楽しくて、休み時間もすすんで練習する児童が多かった「チキチキバンバン」。元気でリズム感があり、聞いている人が楽しくなる演奏が出来ました。みんなで一緒に合奏するって気持ちがいいですね。
 プログラム13番「中学部」。みんなで一緒に合唱する喜び、音程をとることの難しさ、手拍子を打ちながら歌うこと、歌詞の意味を考えること、沢山の要素が詰まった「歌おう」まず大きな口を開けることから練習が始まり……ステージで思いっきり歌いました。
 ソプラノリコーダー、アルトリコーダー、4つのパートに分かれ演奏した「カノン」今までの中でこんなにリコーダーを吹いたのは初めての経験だったのではないかと思います。心を込めて奏でたリコーダーの響き、体育館中に素敵な音色で響いていました。
 エンディングは全校合唱「鐘が鳴り渡る日」。この歌の歌詞の中に「人々の出会いは限りなく この感激を世界中の誰にも伝えたい……」とあります。青島日本人学校の児童生徒は、日本から離れた中国という大きな国、その中の青島で出会いました。小学部1年生から中学部3年生9学年全員で心を込めて歌いました。
 6年生7人によるメッセージ。発表に向けて目指したこと、今までをふりかえって、練習の中で気づいた友だちの良さなど、学習発表会に込めたそれぞれの思いを伝えることができました。
 ずーっと練習をしてきた学習発表会。それぞれが全力を出して最高の発表ができたと思います。終わってしまうと、あっという間だった気もしますが、練習・本番を通して一人ひとりが大きく成長することができた発表会になりました。児童・生徒の皆さん、本当にお疲れ様でした。
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