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本日、日本人学校を会場として、日本人会20周年記念大会の一環として、講演会が行われました。
理事会や保護者の方だけでなく、戦前の青島の日本人学校に住んでいた方々などもいらっしゃるとのことだったので、学校を代表して、中学部が歓迎の太鼓演奏を披露しました。
いつも通りの迫力ある演奏で、来ていただいた方からもたくさんの拍手をいただきました。 |
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講演会は、青島の戦前にあった日本人学校について調査・研究されている東京大学大学院の山本一生さんが「戦前青島における日本人学校~設立の経緯とその役割~」という演題でお話をしてくれました。
講演会には、6年生と中学部の生徒も参加しました。 |
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お話の内容は、青島の歴史的なものから、日本人学校が設立される流れ、そして、どのくらいの学校があったかなど、スライドを使いながら分かりやすくお話ししてくれました。青島に日本人が25000人もいたことがあること、学校が16以上もあったことなど、初めて聞く話もたくさんあって、とってもためになりました。 |
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講演の後の質問の時間では、昔青島にいた方などからたくさんの質問が出されました。その質問も、実際に住んでいたからこそ、という内容も多く、小学生・中学生には難しい内容もありましたが、みんな真剣に話を聞いていました。 |
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中学生も負けじと質問をし、「現在の日本人学校と戦前の日本人学校のつながりはあるのか?」という、日本人学校に通っているからこその質問をしました。
前後、一時期日本人学校は全て閉鎖されたので、今の日本人学校とはつながりはないということでした。なるほどねぇ~。 |
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講演会後は、日本人会20周年を記念した「石碑」の除幕と「植樹」がありました。
石碑には「友誼長存(ゆうぎちょうぞん)」という文字が刻まれており『友情はいつまでも続く』という意味だそうで、青島で生活した日本人だけでなく、中国の方々や世界中の人々との友情がこれからもずっと続くようにとの願いが込められているのでしょうね。我々日本人学校の児童・生徒たちにとってもピッタリの言葉だと感じました。 |